五十肩の初期症状である夜間痛。夜間痛は、寝ている間に肩が疼いてしまい、十分な睡眠をとることができないという悩みを抱えている人にとっては、非常に辛いものです。
夜間痛によって睡眠不足になると、日中の生活にも大きな影響が出てしまいます。そこで今回の記事では、五十肩の夜間痛に悩む方々へ向けて、眠れない時の対処法についてご紹介します。
1.五十肩とは?
以前は、四十肩や五十肩と言われていましたが、最近では五十肩と言われる事がほとんどです。 五十肩とは、肩の関節周囲炎とも呼ばれ、主に中高年の方に見られる症状です。
肩の可動域が制限され、痛みやこわばりを伴います。夜間痛は、五十肩の初期症状の特徴の一つであり、寝ている間に肩が疼いてしまうことがあります。
2.夜眠れない夜間痛の原因とは?
夜間痛は、五十肩になってしまったら最初におこってくる症状の特徴です。
五十肩の夜間痛の原因は、主に肩の関節の周囲にある腱板や滑液包の炎症や緊張が関与しています。寝ている間、体の重みによって肩にかかる負荷が増え、痛みを引き起こすことがあります。
また、寝返りをうつ際に肩を動かすことで痛みが増すこともあります。
3.眠れない時の対処法
五十肩の夜間痛に悩まされる方々にとって、しっかりと眠ることは非常に重要です。
以下に、眠れない時の対処法をご紹介します。
1. 適切な枕を使用する 寝るときには、肩をしっかりとサポートする枕を選びましょう。肩の高さを調節することで、肩への負荷を軽減することができます。
2. 温める 寝る前に温湿布や温めたタオルを肩に当てることで、血行を促進し痛みを和らげることができます。
3.上向きや横向きなどで寝ると痛みが増す人は、背中にクッションや座布団などを敷き詰めてリクライニングシートのような状態で寝ると楽です。
炎症を起こしている場合は、冷やすほうが良いのでは?と考える方もいるかと思いますが五十肩の場合は、温める方が痛みが引きやすいです。
4.夜間痛がある時期にやってはいけない事
夜間痛は、早い人で2週間、遅い人で3ヶ月程度続く場合があります。この時期は無理に動かしたりしてはいけません。
また、糖尿病や甲状腺の疾患のある人は、炎症が長引いてしまい夜間痛が長期間にわたって続く場合があります。
1,リハビリなど可動域を広げるための運動。
2、長時間のデスクワーク
3、重いものを持つ。
4、砂糖を沢山含んでいる食べ物を避ける。
夜間痛が起こっている時期は、炎症をひかせることが先決です。昔の考えですと五十肩は肩が固まらないように動かすのが主流でしたが、五十肩の初期症状である夜間痛がある時期はできるだけ肩にかかる負担を減らすべきです。
炎症の期間が長引くほど炎症がおさまった時の肩の拘縮は酷くなります。
また、食べ物で砂糖をあげたのも体内環境を酸性に傾けやすい性質があるためです。酸性に傾くことで炎症が長引きやすくなります。
まとめ
五十肩の夜間痛は、睡眠不足や日中の生活に悪影響を与えることがあります。
しかし、適切な対処法を実践することで、眠りの質を向上させることができます。枕の選択や温めるなど、自分に合った方法を試してみましょう。
また、症状が続く場合は、専門家の指示を受けることも大切です。
五十肩の夜間痛に悩む方々が、より快適な睡眠を手に入れるために、この記事がお役に立てれば幸いです。
主に肩の前側や上腕部に疼きがでることが多いようです。