腰痛になった時の寝方:上向き、横向きが良い?

腰痛は日常生活に支障をきたす不快な症状の一つです。

特に寝る際には、適切な姿勢が重要です。腰痛になった時、どのような寝方が最適なのでしょうか?

上向き、横向き、それとも他に方法があるのでしょうか?この記事では、腰痛に対する最適な寝方について解説していきます。

1.腰痛の原因と寝方の関係について

腰痛の原因は多岐にわたりますが、睡眠中の姿勢が腰椎に及ぼす影響は大きく、腰痛の症状や原因に応じた適切な寝方の選択が求められます。

例えば、椎間板ヘルニアの患者においては、仰向きで膝を曲げた姿勢が神経根の圧迫を軽減するため推奨されますが、脊柱管狭窄症の患者には横向きの姿勢が脊柱管の拡張を促進し、症状の改善に繋がることがあります。

2.上向きでの寝方のメリットとデメリット

仰向きで寝ることは、一般的に腰椎への負荷を最小限に抑えるための姿勢として推奨されます。

この姿勢では、腰椎が自然な曲線を保持しやすく、椎間板への圧力が分散されます。

また、適切な枕や膝の曲げ方を工夫することで、腰部の安定性を高めることができます。

しかし、仰向きで寝ることが難しい患者や、睡眠中に口呼吸をする人には不向きな場合があります。

柔らかすぎるマットレスは、腰が沈み過ぎるため腰椎の自然なカーブが保てないため上向きで寝ると腰部に負荷がかかる事があります!

2-1.上向きで寝て腰の下にタオルを入れる

腰痛になってしまい寝るときに腰の下にタオルを入れる事で腰の安静が保ちやすい場合があります。

手順
  1. 上向きに寝ます。
  2. 腰とマットレスの隙間に手を入れてみる。
  3. 隙間の高さに合わせてバスタオルなどを入れる。
  4. タオルを入れて腰への突き上げを感じなければOK
  5. タオルを入れて腰への突き上げを感じる場合は厚みを調節する。
トバタ

タオルを分厚く重ねすぎると腰椎が反りすぎて腰に負担がかかるため注意してください。

2-2.膝の下にクッションを敷いて上向きで寝る

膝下にクッション等を敷いて膝を曲げた状態にすると腰の安定感が維持しやすくなります。
この方法は、反り腰の傾向のある腰痛の方に向いています。

楽天市場 勝野式膝クッション 参照

トバタ

座布団などを折りたたんでも良いですがネット通販などでもクッションが販売されています!

3.横向きでの寝方のメリットとデメリット

横向きで寝ることは、腰痛患者にとって有益な姿勢の一つです。

この姿勢では、横向きになることで腰を伸ばした状態と曲げた状態のどちらにも調節ができるので痛みが楽な方にポジションをとって、腰部への負荷を最小限に抑えることができます。

ただし、適切な股関節や、膝の曲げ方に留意する必要があります。

3-1.抱き枕を使用して横向きに寝る

抱き枕を使用することで横向きに寝ることで、腰痛が楽な足のポジションが見つけやすくなるメリットと体を枕に預けることが出来るためリラックスもしやすいでしょう。

トバタ

ビーズクッションなど様々な素材の物が売られています!

yogibo公式サイト 参照

6.寝具やマットレスの選び方

腰痛患者にとっては、適切な寝具やマットレスの選択も重要です。硬すぎず柔らかすぎないマットレスや、腰をサポートするための適切な枕を選ぶことが必要です。

特に、腰部に適度な支持を与えることができるマットレスや、体圧分散性に優れたマットレスを選ぶことが重要です。

また、寝具やマットレスは定期的に交換する事も腰痛予防において重要です。

トバタ

マットレスは長く使いすぎると体圧のかかっている部分のコイルが劣化してくるので、ある程度の年数で交換することをおススメします!

7.まとめ

腰痛に対する最適な寝方は、腰痛の症状や個々の特性によって異なります。

しかし、睡眠中の適切な姿勢を保ち、腰椎への負担を最小限に抑えることが重要です。

適切な寝具やマットレスの選択も腰痛対策において欠かせません。

腰痛患者は、専門家と相談を通じて、自身に最適な睡眠環境を見つけ、日常生活の質を向上させる努力を継続することが重要です。