膝の内側の痛みを和らげる効果的なインソールの選び方

膝の内側の痛みは、日常生活や運動の際に不快感をもたらし、活動を制限することがあります。このような痛みを和らげる手段として、インソールを選ぶことも方法の1つとして重要です。

膝の内側の痛みの原因はさまざまですが、足のアーチのサポート不足や過度の内側への傾斜が関与することがあります。

したがって、効果的なインソールを選ぶ際には、足の形状や歩行パターンに合ったものを選ぶことが重要です。

今回の記事では、膝の内側の痛みを和らげるための効果的なインソールの選び方について解説します。

インソール選びのコツ


インソール(中敷き)を選ぶ際のコツをいくつか紹介します。インソールは靴の快適性や足の健康に影響を与える重要な要素ですので、選び方に注意を払ってください。

  1. 足の形に合ったものを選ぶ: インソールは足の形状に合わせて設計されています。足のアーチや幅に合ったインソールを選ぶことで、適切なサポートと快適さを得ることができます。
  2. アーチのサポートを考慮する: アーチの高さに応じて、フラットなインソール、メディアルアーチサポート、またはサポート性のある高アーチインソールを選びます。アーチのサポートが不十分な場合、足の疲れや痛みが生じる可能性があります。
  3. 足のサイズに合ったものを選ぶ: インソールは靴のサイズに合わせてカットできるものや、特定のサイズに合ったものがあります。足に合ったサイズのインソールを選びましょう。サイズが合わないと不快感を感じることがあります。
  4. 快適性を重視する: インソールは快適でなければなりません。足に適したクッショニングや柔軟性を提供するものを選び、長時間の歩行や立ち仕事でも快適に過ごせるようにしましょう。
  5. アクティビティに合ったものを選ぶ: インソールを使用する目的に合わせて選びましょう。例えば、ランニングやスポーツ用のインソールは衝撃吸収性が高く、歩行用のものとは異なる場合があります。
  6. 交換のタイミングを考える: インソールは時間と共に劣化します。定期的にインソールを交換し、その効果を保つことが大切です。インソールが劣化すると、サポート性や快適性が失われる可能性があります。
  7. プロの意見を聞く: 足の問題や特別なニーズがある場合、専門家の意見を聞くことが重要です。足の専門医や靴の販売員からアドバイスを受けることで、最適なインソールを選ぶのに役立つ情報を得ることができます。

インソールを入れる靴選びの重要性

インソールを入れる靴は、どのような靴でもいいというわけではありません。
特に膝に痛みを抱えているのであれば革靴やヒールなどは避けるほうが良いでしょう。

またインソールの厚みも考慮して靴の中敷きが取り外せるタイプの靴が理想的です。

理想的な靴

理想的な靴を選ぶためには、いくつか項目があります。

踵にヒールカップのついたもの

靴選びの際に、靴の踵も摘まんでみて硬い素材が使われているか確認しましょう。つい柔らかい素材のものを選んでしまいがちですが、踵の安定性において柔らかい靴は非常に不安定なものになります。

紐靴を選ぶ

靴において紐は、非常に重要な役割を持っています。靴紐を適切に締める事によって、靴の中で足が遊ぶことがなくなるため安定した歩行が可能になります。

シャンクの入っているものを選ぶ

シャンクとは靴底に入っている芯材のことです。この芯材が入っていることによって歩行の際の前に進む推進力を補ってくれます。

確認するには、靴を折り曲げてみて親指部分あたりで曲がるものが理想的です。

適切なサイズ選び

靴を選ぶ際に、足の縦の長さで選ぶことが多いと思いますが、それだけでは不十分です。親指の付け根から小指の付け根までの幅も計測して適合するものを選びましょう。
各メーカーにサイズ表があります。

トバタ

ニューバランス、アシックス、ミズノなどがお勧めです。

膝の痛みとアライメントの関係

膝の痛みとアライメント(体の姿勢や関節の配置)は密接に関連しており、不適切なアライメントが膝に負担をかけ、痛みや損傷を引き起こすことがあります。以下に、膝の痛みとアライメントの関係について説明します。

  1. 膝のバランスとアライメント: 正しい姿勢と体のアライメントは、膝の健康に重要です。体のアライメントが正しくない場合、膝に不必要な圧力がかかり、膝の関節や周囲の組織に問題を引き起こす可能性が高まります。
  2. アーチの問題: 足のアーチ(内アーチ、外アーチ)の問題や足の過度な内向きまたは外向きの傾向は、膝に負担をかける原因となります。例えば、扁平足(内アーチが低い)や高アーチの場合、膝のアライメントが崩れやすくなり、膝の痛みが生じやすくなります。
  3. 腰や骨盤のアライメント: 腰や骨盤の不適切なアライメントは、膝にも影響を与えることがあります。腰や骨盤が前傾したり、側方に傾いたりすることで、膝に過度の負担がかかり、膝の痛みが生じることがあります。
  4. 足の向き: 足の向きが正しくないと、膝にストレスがかかります。例えば、内反足(内側に向かって傾いた足)や外反足(外側に向かって傾いた足)は、膝のアライメントに影響を与え、痛みの原因になることがあります。
  5. 筋肉の不均衡: 筋肉の不均衡もアライメントに影響を与え、膝の痛みを引き起こす可能性があります。特定の筋肉が過度に強化されたり、弱体化したりすることが、膝にストレスをかける原因となります。

膝の内側の痛みを解消する方法

膝の内側に痛みが生じている多くの場合、踵の骨が内側に倒れてしまっているとです。

踵の骨が内側に倒れてしまっている状態を過回内足といいます。

この踵の骨が内側に倒れる事によって、足首から上の身体の各構造に大きな影響を与えます。

膝の内側が痛む場合は、先ず過回内になった足部の傾きを正常な状態に修正をしてくれるインソールを履くことが改善えの第一歩です。

おすすめのインソール

当院でお勧めしているインソールを紹介します。

フォームソティツクス メディカル

フォームソティックス・メディカルは、これまで世界中の足病医や理学療法士が40年間で1000万人以上に処方してきました。特に「足病学の世界的先進国であるニュージーランド・オーストラリアでトップシェア」の実績を誇ります。

フォームソティックス公式ホームページ参照

トバタ

当院では、足部の評価をさせていただき必要な人にこちらのインソールを処方させていただいてます。

まとめ

慢性的な膝の痛みは、足部や膝のアライメント、股関節や骨盤など様々な要因が重なって慢性化していきます。

インソールは、日常での膝にかかる負担を減らす手段として優れた効果を期待できますがインソールを入れる前にどのようなインソールが適正化なのか必ず専門家のアドバイスを受ける事をおすすめします。

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