脊柱管狭窄症の特徴的な症状の1つに間欠性跛行というものがあります。
腰から脚にかけて痛みやシビレがおこったりふくらはぎにハリ感がでてきて歩けなくなってしまう状態のことを言います。
特徴としては前かがみや、しばらく座って休憩すると回復して歩けるようになります。
強い痛みやシビレまでは無くても下半身が重怠くて歩くのが億劫になる人もいます。
また症状が悪くなってくると一度に歩ける距離が短くなっていき、その都度、休憩しなければいけない状態になってしまいます。
間欠性跛行は脊柱管狭窄症による神経症状の1つです西洋医学では薬物投与や神経ブロック注射が主な治療法ですが改善が難しいのが現状です。
では、西洋医学では改善が難しい間欠性跛行を整体ではどのように改善をしていくのか?について詳しく解説していきます。
1.歩行時の痛みやシビレのポイント
間欠性跛行の特徴として、痛みが生じるタイミングによって、その原因と改善アプローチが大きく異なります。
以下、3つのパターンについてご説明します。
1-1. 5分ほど歩くと脚に痛みやシビレを感じる
典型的な脊柱管狭窄症による神経症状です。脊柱管の狭窄により、神経への血流が遮断されて痛みが生じます。この場合、3~6か月かけて背骨のバランスを正常化することで、症状の改善が期待できます。
1-2. 10分以上歩くと痛くなる
このタイプは、筋肉の問題が主な原因と考えられます。連続歩行によって筋肉が縮みやすくなり、その結果として筋肉や関節に痛みが生じます。
また、筋肉の固まりが神経を圧迫している可能性もあります。6~8週間の 筋膜の施術により、筋肉の伸び縮み機能やバランスを正常化することで、症状の改善が期待できます。
1-3. 歩き始めから痛い
このタイプは、関節の可動性低下が主な原因と考えられます。仙腸関節(骨盤の関節)、腰椎椎間関節、肋椎関節の可動性の低下が多くの場合の原因となっています。
2.まとめ
歩行時の痛みのチェックポイント として、痛みやシビレの生じ方や症状がおこるタイミングによって、その原因と適切な改善アプローチが異なります。
手術を望まず、根本的な改善を求める方は、ぜひ、ご自身の症状に合った施術法を見極めてみてください。
当院の腰痛治療は脊柱化狭窄症による間欠性跛行にも対応しています。気になる方はお問い合わせください。