五十肩がすぐ治らないのはなぜ?徹底解説

五十肩が治らなくて悩んでいる方にとって、痛みや制限された動きは大変辛いものです。しかし、治らない理由を知ることで、悩みの解決に近づくことができます。

五十肩が治らない理由は様々ですが、主な要因としては、炎症の継続、筋力低下、姿勢の歪み、適切な治療の選択などが挙げられます。

本記事では、これらの要因について詳しく解説していきます。

五十肩が治らない理由を理解し、適切な対策を取ることで、辛い症状から解放され「このまま治らないのでは?」という不安から解放されるでしょう。

1.五十肩とは?

五十肩は、肩の関節周囲の組織の炎症や変性によって引き起こされる疾患です。典型的な症状としては、肩の痛み、可動域の制限、そして肩のこわばりがあります。

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五十肩には、発症してからの経過によってステージがあります。炎症期→拘縮期→寛解期というものです。ステージによって対処法が違うため注意が必要です。

1-1.炎症期

痛みの程度は個人差がありますが、肩に炎症を起こしている時期です。

また、五十肩の痛みは夜間に特に悪化する傾向があります。そのため、眠りにくくなり、質の低い睡眠を経験することがあります。

痛みによる睡眠障害は、日中の疲労感や集中力の低下につながる可能性があります。

この時期は、痛みのある可動範囲を無理にストレッチをしたりしてはいけません、なるべく痛みのない範囲で肩を使っていく事が重要です。

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炎症期をいかに軽くすませるかでその後の拘縮期、寛解期が短い期間で終わらせることができます。

1-2.拘縮期

炎症期がすぎると拘縮期に入ります。

肩の筋肉や靭帯、関節包の損傷が治まり「かさぶた」のような状態になって損傷を起こしていた組織の修復が始まります。

この時期に、痛みの様子をみながらできるだけ肩の拘縮が最小限で済むように肩の関節を動かしていきます。

また、適切な施術を施してくれる専門家に依頼するのも良いでしょう。

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五十肩には、拘縮期と炎症期が混在している状態の時もあるので無理に動かすのはやめましょう。

1-3.寛解期

「かさぶた」の下で固まっていた組織の細胞が入れ替わっていき、繊維化して固まっていたところにも水分がいき肩の組織に柔軟性がでてきます。

肩関節の癒着も徐々に取れていき肩の可動性が改善されていきます。

この時期に適切な施術やリハビリを受ける事で肩関節の筋肉や筋膜の滑走性を良くすることで更に五十肩の治癒を早めることが出来ます。

2.五十肩が長引いてしまう理由

五十肩が長引いてしまう一番の原因としては、上記に上げたように五十肩にはステージがあります。

特に炎症期であるにもかかわらず、肩を動かしすぎてしまい、炎症を強めてしまうことです。炎症は例えるなら「火事」のようなものです。

火事はボヤ程度でおさめればその後の鎮火も容易ですが、火の手が大きくなると鎮火するのに時間がかかってしまいます。

火事の規模が大きければその後の被害も大きな物となってしまいます。

炎症期に不適切な運動や肩を使いすぎてしまうと肩の筋肉や靭帯関節包にそれだけ火事が広まり火事になったところは、鎮火した後に固まってしまうわけです。

3.まとめ

五十肩がすぐに治らないのは、五十肩のステージの進行度に左右されます。

それぞれのステージに応じた適切な対処をすることで最短ルートで改善していくことができます。

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