腰痛は日常生活における比較的に多い身体の悩みの一つであり、多くの人がその不快感に直面しています。
特に、片側だけに痛みを感じる腰痛は、その原因と対処法が一般的な腰痛とは異なることが多いです。
このブログ記事では、片側だけに痛みを感じる腰痛の原因、それに関連する生活習慣の影響、そして効果的な対処法について、分かりやすく解説していきます。
腰痛に悩む方々が日常生活で実践できる予防策や改善方法を提供することで、より快適な生活を送るための一助となれば幸いです。
目次
左側だけ腰痛がおこる原因3つ
腰痛は多くの人が経験する症状ですが、片側だけに痛みがある場合に代表的な特定の原因が3つ考えられます。
臀部・下半身の痛みが出現【腰椎椎間板ヘルニア】
椎間板ヘルニアは、脊椎の間にある椎間板が突出し、神経を圧迫することで痛みが発生します。痛みはおしりや下半身にも及びます。
片側に腰を反らせると痛い【腰椎椎間関節性】
椎間関節性腰痛は、脊椎を支える関節の炎症や損傷により発生します。特に腰を片側に反らす動作で痛みが強くなることが特徴です。
腰椎に歪みがある場合も、片側の腰椎椎間関節に圧力がかかりすぎて腰痛の原因となりえます。
片側だけに重ダルイ腰痛【筋筋膜性腰痛】
筋筋膜性腰痛は、筋肉や筋膜の緊張により引き起こされる痛みです。重だるさを伴うことが多く、痛みは腰を中心に感じられます。
また背中側だけでなく、臀部の筋肉や腰の前側にある腸腰筋なども腰痛との関係性があります。
左側だけ痛い腰痛には内臓が影響している可能性も?
腰痛の原因は、必ずしも筋肉や骨格だけではなく、内臓の問題によることもあります。
- 腎臓が影響する病気:腎臓疾患は腰痛を引き起こすことがあります。
- 胃が影響する病気:胃の問題、特に胃潰瘍などが腰痛の原因となることがあります。
- 膵臓が影響する病気:膵臓の炎症や病気も腰痛を引き起こす可能性があります。
内臓と背骨は、自律神経でも繋がりがあり、構造的にも膜組織で繋がっています。病院の検査で異常がでるほどでなくても、ストレスや不規則な生活などで内臓が疲労して腰痛として感じる事があります。
左側だけで腰痛がある人は要注意、日常での身体の使い方!
日常生活の中で無意識のうちに行う動作や姿勢が、片側だけの腰痛を引き起こす原因となることがあります。
- 片側のみ足を組んでしまう癖
- 家族との食事で体を毎回片側へ向けている
- 重労働で毎回同じ方向へ物を運ぶ
- ゴルフやテニスなど同じ方向に身体を捻じるスポーツ
これらの行動は、腰に不均衡な負担をかけ、痛みを引き起こす可能性があります。
【対処法】左側だけ痛い腰痛のおすすめストレッチ方法
腰痛を軽減するためには、適切なストレッチが有効です。以下のストレッチ方法を試してみましょう。
四つ這いでの背中スレッチ
四つん這いの状態から図のように両腕を前に出して腰を丸めるようなポーズをとっていきます。
この時息をゆっくり吐きながら腰の筋肉が伸びる感じを意識しましょう。またこちらのストレッチは、筋・筋膜性の腰痛、腰椎椎間関節性の腰痛に対して効果的です。
大殿筋ストレッチ
床に長座をし伸ばしたい側の足をもう一方の足の膝上あたりにのせます。その状態でもう一方の膝を曲げていくと大殿筋がストレッチされます。【10秒を3回息を吐きながらストレッチ】
膝を深く曲げるほど大殿筋が強くストレッチされるのでゆっくりと馴らしながら行います。
腸腰筋ストレッチ
伸ばしたい側の足は残したままでもう片方の足を大きく前に踏み込んだ姿勢をとると腸腰筋がストレッチされます。【10秒3回息を吐きながらストレッチ】
腰を反らせた状態になるため、これで腰に痛みが出る人はこのストレッチは中止してください!
まとめ
以上の情報をもとに、左側の腰痛の原因を理解し、日常生活での予防策や対処法を実践することができます。
またストレッチの際は、無理をしないこと、ストレッチの際は必ず息を吐きながら行い、もしもストレッチの動作で痛みが出る場合は、ストレッチを中止してください。
常に自身の体のサインに注意を払い、必要であれば医療機関、専門家の診断を受けることが重要です。
ほとんどの場合、片側に椎間板が突出し痛みも片側で感じる人が多いです。